グヌン・カウィ Gunung Kawi
   +++ 墓としては、バリ最大の遺跡 +++
 11世紀にワルマデワ王朝第6代アナッ・ウングス王家の陵墓として建造された石窟遺跡で、タンパクシリン渓谷に広がる美しいライステラスの中にある。墓といっても遺体は埋葬されておらず、王や王妃が死の世界から復活することを願って造られた。
 この遺跡へはパクリサン川に続く数百段もの長い石段を下って行く。そして、最初に出合う4基のチャンディ(記念碑)は、アナッ・ウングス王の4人の妃のもの。橋を渡った川の向こう岸には、アナッ・ウングス王自身とその父母や兄などのチャンディ(記念碑)がある。アーチ型に石肌を削り、石彫りをほどこした陵墓は、合計で9基ありとてもすばらしい。王たちのものは高さ7メートルに達する岩肌に造られており、その迫力に圧倒される。岩を彫って造られたこれらのチャンディは、インドのアジャンタやエローラの石窟に見られるものと同じ様式で、ヒンドゥー教と仏教の2つの宗教の影響を受けている。
 伝説では、バリ島の人々に今も愛されている気は優しくて力持ちの巨神クボ・イワが、巨大なその爪で削ったという話になっている。なお、王の墓の隣にある庵は僧たちの修行の場とされており、靴やサンダルばきは不可とされている。


【AccessData】
●ヌサ・ドゥアから車で約1時間30分
●タンパクシリンから車で約5分

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